タケキャブの長期処方はOK?レセプトはどう対処する?コメント例など

規制・ルール
メーさん
メーさん

(薬局にて薬歴を確認中)
この患者さん、タケキャブめっちゃ継続してるんですが、良かったんでしたっけ。レセプト大丈夫かしらん。

ヤクリン
ヤクリン

適応症によっては投与期間が決まっているケースもありますね。疾患名を確認するのと、10mgか20mgによっても対応が変わってきますね。

薬局側におけるタケキャブの長期処方とレセプトの対処についてまとめました。

タケキャブの長期処方は適応と用量によっては可能

メーさん
メーさん

今日の処方でタケキャブ10mgが2ヶ月以上続きそう。どうっすか?

ヤクリン
ヤクリン

(今○の治療薬を見ながら)う〜ん、まぁ10mgならありえなくも無いかな…

結論ですが、タケキャブは使用する適応症と用量によっては長期処方が可能と言えそうです。

なので、薬局側でも長期処方だからといって必ずしも疑義照会が必要なわけではありません

まずは、タケキャブの効能効果の確認。

○ 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投
与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロ
イド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再
発抑制
○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減
少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバ
クター・ピロリ感染胃炎

改めて見るとそんなに適応の種類は多く無いですね。

で、適応症別の用量と投薬期間は以下の通り。ピロリ除菌療法は除きます。

・胃潰瘍:1回20mg、通常、8週間まで

・十二指腸潰瘍:1回20mg、通常、6週間まで

・逆流性食道炎:1回20mg、通常4週間まで、効果不十分の場合は8週間まで、さらに、再発・再燃を繰り返す維持療法においては、1回10mg、効果不十分の場合は、1回20mg

・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:1回10mg

・非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制:1回10mg

どんな時に疑義照会する?

メーさん
メーさん

あ、よく見たら10mgじゃなくて20mgでした。

ヤクリン
ヤクリン

…20mgだとちょっとまずいかも。患者さんの疾患名も再度確認して、疑義照会かなぁ。。。

薬局側で疑義照会した方が良いケースは以下のような時と考えています。

・胃潰瘍で8週間を超える
・十二指腸潰瘍で6週間を超える
・(個人的に)逆流性食道炎で20mgで8週間を超える

最近の一番多い処方パターンは逆流性食道炎ですかね。これは長期の処方でも必ずしも用法用量からは逸脱しません

ただ、個人的に逆流性食道炎の場合、維持療法は10mgから開始するのが正しいと読みとってます

流れとしては、①20mgで8週間→②10mgで維持療法→③効果不十分→④20mgで維持療法と読める。

なので、20mgが8週間を超える場合は、念のため1回疑義照会するようにしています。

逆流性食道炎で最初から10mgの場合は、8週を超えても疑義照会していないですね。東京都の薬局ですが、今のところはそれでも返礼はないです。

薬歴はどう記載する?

メーさん
メーさん

次の時にも経緯がわかるように、そして個別指導に耐えられるように、薬歴がんばって書いといてね

ヤクリン
ヤクリン

へい!

胃潰瘍か、十二指腸潰瘍か、逆流性食道炎か、はたまたアスピリン・NSAIDsの再発抑制か、当たり前ですが確認できるようなら疾患名を患者さんに確認して薬歴に記載しています

今回の処方が何週目までの投薬かになるかも記載していると良いですね。

胃潰瘍か十二指腸潰瘍とはっきりしている場合は、8週・6週を超えるとやっぱり疑義照会ですかね。当然、疑義した記録も残すのが良いでしょう。

逆流性食道炎でも20mgで8週を超える場合は、前述のとおり、疑義照会してその記録を残しています。

正直、疾患名はしっかり薬歴に残すと疑義照会の有無もハッキリしちゃう(胃潰瘍なら8週超えると必然的に疑義照会が必要…)ので、あえて濁しておくという方法もありますが、、、まぁそこは薬剤師の職能を発揮する一つの場面として頑張るのが正解でしょう。

あとは、疾患名がはっきりしなかったケース、全く話を聞けなかったケースですね。この場合は症状から予想される疾患名を「?」付きで書くか、症状すらも聞けなければ「消化器疾患がある様子」とかを「A」に書くのが最低限ですかね、少し苦しいですが。

タケキャブの長期処方のレセプト対策

メーさん
メーさん

結局20mgで継続かい。レセプトどないしよ。

ヤクリン
ヤクリン

とりあえず薬局側でも確認したことがわかるように、疑義照会の上で医師からの継続指示であった旨をコメントを入れとくのが良いでしょう。

タケキャブの長期処方があった場合、特に20mgの規格では薬局側もレセプト対策やったほうが安全でしょう。

個人的なことをいえば、東京都の薬局で今のところタケキャブで返礼がきた経験はほぼありません。

コメントを入力しているのが功を奏しているのか、そもそも審査がゆるゆるなのか。

いずれにしても今後は厳しくなっていく可能性は高いので、レセプト対策はしとくのが良いでしょう。

私の薬局では、タケキャブ20mgを8週間を超える処方されている患者さんでは必ずレセプト用のコメントを入れるようにしています。

ある程度処方の融通が効くと考えれる逆流性食道炎の場合でも、前述のとおり20mgで8週投与後は、一回10mgに減量すると読めるためです。

8週を超えた場合は疑義照会をするので、その結果20mgで継続となった場合は、「処方医師よりタケキャブ20mgで継続投与の指示あり」などのコメントを入れるようにしています。

(ちなみに10mgに減量になった場合は、重複投薬・相互作用等防止加算とってそっちのレセプトコメントを入れてます。)

タケキャブ10mgでの継続の場合は、いろいろなパターンがあるため8週を超える場合でも今のところ疑義照会もせず、レセプトコメントも入れてません。これが正解だとも思ってませんが、現状はこの方針で返礼がきてないのでひとまずは継続しています。

ただし、今後もこれで通用するかは不明です。そしてあくまで東京都の話です。もし返礼が来るようになったり、個別指導で指摘されたらもう少し丁寧な対応が必要かと思っています。

コメント

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